2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ウロコの光

僕は本が好きだ。 今1番好きな作家は原田宗典♪ 彼の作品はテンポがよく、身近で共感できる。 彼のある作品に救われたことがある。 僕が友達もいない、仕事も中途半端、歌の夢もあきらめかけていた二十歳の頃、フラッと立ち寄った本屋で、うなだれた少年の絵…

彼女を初めて抱いた時

『楽器は生きている』そう思う。 僕のギターは「テイラーK-22-CE」という名前で、恋人でもあり家族でもあり、一生を共にする相棒でもある。 ハワイアンコアという特別な素材の木からできていて、もう2度と作れないギターなのだ。 彼女はその日によって表…

四季

人の表情が見えるライブが好きだ。 歌ってすぐ反応が返ってくるありがたさ。 表情で今日のライブが成功か否かがすぐわかる。 大きなホールでもちろん歌ってみたい。 けれど、きっとまた路上や小さな店で歌いたいと思うんだろう。 よくデビューを目指す人が「…

元気になるコーヒー

「茶色の小びん」で明日ライブだ。 喫茶店のママが本当にいい方で、会ったとたんファンになってしまった。 ママは学校の給食センターで元々働いていたらしく、茶色の小びんのカレーはどこか懐かしい味がする。 「夢ってね持ち続けてると叶うものよ」 喫茶店…

たまに100円拾います

イギリス留学していた時のことである。 雨が降っていた。 傘もささず黙って学校に向かっていた。 妙な感触を足の裏に感じた。 犬のう○こである。 彼らはイギリスの田舎町に沢山生息し、気を抜くとすかさず足の裏に擦り寄ってくる。 僕は舌打ちしながら足の裏…

雪の下の花

「こーゆーことが大事なんだぞ慎太郎」 打ち上げで峰岸さんは言った。 70人のお客さんが狭いスペースにぎっしり座り、僕の歌を聴いていた。 笑顔の人、じっとみつめる人、目を閉じている人。 この中には家をなくした人もいるんだろう。 愛する人をなくした…

120億年に一度の声

僕は運命を信じる。 この世に偶然なんかないんじゃないかと思う。 特に人との出会いだ。 「縁(エン)」 何かにつけ僕はこの言葉を使う。 宇宙の年齢は約120億年。 僕らの一生は長くて100年。 宇宙規模で考えたら僕達の人生なんて一瞬の光でしかない。 その…

かっこいいオッサン

峰岸徹さんの本を読んだ。 彼がトライアスロンを初挑戦したときの記録である。 感動した。 あんなにも赤裸々な本は今まで読んだことがない。 自分の知らない世界に挑戦する辛さも喜びもすべて刻まれていた。 僕が一番印象に残っているのは彼が家族と一緒にゴ…

夏の魔法

音楽を始めたきっかけは?とよく聞かれる。 子供の頃から歌っていたのできっかけもクソもないが、一つ大きな分岐点になった出来事がある。 僕が小学校だった頃、ファミコンをやりに友達の岩田君の家に入り浸っていた。 ある日ファミコンに飽きた僕達はテレビ…

1/4の願い

もし僕の足が10cm長かったら人生はかわっていただろうか? 人はよく「男は見かけじゃない!中身だよ」と言う。 半分当たりで半分は違うと思う。 僕は、中身が本当に良ければ外見に出てくると考えているからだ。 しかしどんなに中身が良くても足だけは伸び…

夢の手ざわり

今日はTV埼玉の番組放送日だ。 緊張した顔に映っているか?それともいつも通りか?みなさんに判断してもらいたい。 しかし、今回のTV放送に感謝しなければいけないのは、過去の友達と再び連絡を取り合う機会を与えてくれたことである。 「TV埼玉にでる…

夕日の待つ町へ

真ん丸のオレンジ色。 その前を飛行機がゆっくり横切っていく。 渋滞の列が長い影をひきずって、信号が変わるのを待っている。 帰り道、小松空港に向かうとき見た夕日が印象的だった。 僕は土曜、日曜と石川県に旅行にいってきた。 パンティーストッキングを…

パンティーストッキングと歌

今日これから羽田7:30の飛行機でビューンと石川県にいってきます。 いちよ僕はシンガーソングライターなんですが、音楽だけではまだ食っていけません。 ですから親父の仕事を手伝いながら生活しています。 今日の石川県は、その仕事の関係で旅行にいって…

恋は突然やってくる

変なことを書くけれど、僕はスキー場に行くと恋に落ちやすい。 なぜか女の子が全員かわいく見えてしまうのだ・・ いっそのことスキー場に住もうかと思うぐらいだ。 ゴーグルをはずし、雪の白さにまぶしそうに笑いかける。 キャンキャン♪犬になっちゃうワン♪…

暖炉と桜

明日は雪らしいですね。。 春が近くまで来てたのに遠くにいってしまった気分です。 路上ライブをやり始めてはや3ヶ月、雨の日も風の日も歌ってきましたが、雪の日は初になります。 しかし神様が僕に課した冬最後の試練だと思えばワクワクしまてきます。 考…

大革命の日

昨日、峰岸徹さんとスタッフの方々と初の顔合わせをしてきました。 いやぁ〜やっぱり峰岸さんクラスの俳優は存在感が違いますね。 見つめられただけで宇宙の彼方に吹っ飛ばされそうでした。 初め緊張していた僕をスタッフの方がほぐしてくれ、少しずつ峰岸さ…