歌には二種類ある

孤独は孤独と引き換えに癒すことができる。
僕は世界に一人「歌」という孤独に落ちる。
影は深く泣きたいほどの寂しさが胸を締め付ける。
「夢のためじゃなく、自分のためじゃなく」
誰かの孤独と向き合うために僕は歌っている。

歌には二種類ある。
真実から目を背けさせる歌か。
真実に向き合うための歌か。
僕は器用にならなくていい。
真実を見つめ続けるシンガーになりたい。

死ぬまで続くこの道。
苦しみながら生きようと楽しみながら生きようと同じ一本道。
野に咲く花をいつくしみながら歩きたい。
照りつける太陽に影を落とし歩きたい。
それが正しいとか間違ってるじゃなく、愛したい。

前のめりになる自分を抑えて肩の力を抜く。
そこにはありふれた日常と奇跡のような日々が見える。
落ち着いて真実を描きなさい。
埃のような事実の下に潜む真実。
土を掘れ。