かっこいいオッサン

峰岸徹さんの本を読んだ。
彼がトライアスロンを初挑戦したときの記録である。
感動した。
あんなにも赤裸々な本は今まで読んだことがない。
自分の知らない世界に挑戦する辛さも喜びもすべて刻まれていた。
僕が一番印象に残っているのは彼が家族と一緒にゴールに向かうシーンだ。
色々な事情を抱えながら暮らす家族が父親の頑張っている姿を見て一つになっていく。
そこには感動では言い表せない幸福感が溢れていた。
峰岸さんとは何回かしか話していないが、この本を読んでますますすごい人なんだと実感した。
今週の日曜には新潟で一緒にイベントを開くが、もっとトライアスロンについて、映画や俳優業について、そして表現するってことについて聞いてみようと思う。
彼が57歳の時トライアスロンに初挑戦したのなら、僕はまだ24歳だ。
人生の厚みでは到底及ばないだろうけれど、峰岸さんの経験をいかせれば僕は彼よりもっとかっこいい57歳になれると信じている。
「人生楽しまなきゃな」
こんなこと言えるおっさんになってみたいものだ。