死ぬまで「シェフ」

今日は岐阜県の羽島文化センターで歌った。
これが普通と違って「公録」というもので、ラジオの収録&お客さんを入れたコンサートって形で独特の緊張感があった。
八代亜紀さん、多岐川舞子さん、南かなこさん、と共演者の方々もすごい。
けど臆せず歌ってきた。
「シェフ」と「Message」
やっぱりホールで歌うのは気持ちいい。
いつも不思議に思うことがある。
俺ってなんで何回も同じ曲を歌ってて飽きないんだろ?
こないだ一日に「シェフ」を8回歌った自己ベストを出した。
多分そこにいつもシェフがいるからなんだろな。
歌う度、スポットライトの中にシェフの顔が現れる。
「しっかり歌えよ!」
アルバイトで皿洗ってた景色が鮮やかに甦り僕の頬を叩く。
どんなに共演者の方がすごかろうが大きなホールだろうが何回だって新鮮に胸はって歌える。
それにしても「シェフ」って題名は我ながらすごい、単刀直入すぎる。
「おじいちゃんになってもシェフを歌える歌手になりたいね」
マネージャーと夢を語り合い吹き出す。
ヨボヨボになって杖をついても♪菓子パン一個♪なんて想像を絶する。