たかが自転車されど自転車

来週の月曜日、自転車を買いに行く。
そんじょそこらのチャリンコじゃねーぜ、競技用バイシコーだぜ。
噂によれば車買えちゃう値段するものもあるらしい・・
「そんなの自転車じゃねー」
僕もはじめは値段を聞いてそうつぶやいていた。
しかしトライアスロンをやるとなったら話は別だ。
自分の脚となり命になりうる乗り物、それぐらいの値段はしょうがないと今なら思える。
よく土手をエッサホイサ走っていると、スーっとサングラスをしたチャリンコ族がかっこよく僕を追い抜いていく。
いつ僕が逆の立場になることを考えただろう。
汗かいて走っている人の横を「フンッ」なんて鼻で笑いながら僕が自転車で追い抜いていく。
クーたまらない。
けれどよく考えてみりゃ、足の短い人用ってのはあるんだろうか?
僕なんか足は十分すぎるほど長いので心配はないとしても、短い人は困る。
ペダルが下にいった途端つま先立になっちまったらみっともない。
もしやタイヤを小さくするとか!?
まあ今度の月曜聞いてみることにしよう。
それにしても不思議だ、はじめはママチャリでトライアスロンに出場しようとしていた僕。
スーパーの袋から長ネギを突き出して走る姿をニヤニヤしながら想像していた時が懐かしい。
さて来年体を鍛えて大きな山をひとつ超えてみようか。
頂上、どんな景色が広がっているのか楽しみだ。