スピリット

「人は死ぬ為に生きている」
僕はそう思う。
何の為なら死んでもいいか?命を懸けられるか?
昔の武士道精神じゃないが、自分の信じたものの為に死ねたら僕は本望だと思う。
昨日、八代亜紀さんの事務所の方々と話し合い食事をした。
超一流のタレントを扱っているだけあってスタッフも超一流だと感じた。
アーティストに懸ける情熱が半端じゃないのだ。
他の芸能プロダクションをのぞいたことはないけれど、仕事としてではなく「生きがい」として皆働いているのを感じる。
「慎太郎、俺達は命を懸けてお前を守るからな」
社長の言葉だ。
「命を懸ける」こんな言葉を会社を取り仕切る社長が言っていい言葉なのだろうか?
心が熱くなった。
35年もの間「八代亜紀」というブランドを保ち、今もなお第一線で戦い続けられる理由がわかった気がした。
人の心は人の心でしか動かせないのだ。
お金じゃなく権利じゃなく「情熱」という燃料をくべて動く蒸気機関車
感動を産み落とすのは大変なことだ。
歌で人が涙をこぼすことはすごいことなのだ。
歌手の「愛」スタッフの「愛」聴き手の「愛」
すべてがリンクする時初めて感動が生まれる。
「命を懸ける」
子供達が冗談で言うのと違う、本気だ。
僕は死に場所を探していた。
「何のために死ねるか?」
僕は歌の為なら死ねる。
歌の為なら命を懸けてもいい。
僕の本当の意味での人生はこれからなのかもしれない。