恋は狂気か白百合か

「恋は女を綺麗にする」
そうなんです!
久しぶりに会った女友達、行きつけの美容室の女の子、いとこのお姉ちゃん、みんな急にかわいくなったと思ったら恋してやんの。
あれほどドヨーンとしてて、あれ?影が濃くない?ってな感じの女の子達がみんな水を得た魚のように生き生きしてる。
恋とは不思議なもんだ。
人の心を突然狂わせ、ときめかせる。
僕の場合恋をすると、ときめきすぎで周りが見えなくなる。
「行っちゃえー!!」みたいな雰囲気で、女性が引いてしまうような行動をついついとってしまいがちだ。
例えば・・ってゆーか恥ずかしいから言わない。
思考回路が麻痺してしまい、いてもたってもいられない。
下手したら好きな人の為に宇宙まで飛んでいってしまうかもしれない程だ。
最近は少し落ち着いたが、(自称)情熱的な僕は何度も恋に狂わされてきた。
「男はつきあう女で変わる」
本当にそう思う。
新しい彼女と付き合ってから急に運勢急上昇!って展開を何回も経験した。
女性を敵に回すような言い方だけど、「あげまん」「さげまん」ってあんのかななんて思った。
「あんた人のせいみたいに言って自分の責任逃れじゃないの?」
その通りです、はっきりいって言い訳です!
けれど人の出会いこそがチャンスだと思ってる僕にとって、付き合う女性がかわることは人生の大きな「ターニングポイント」になっているのには変わりない。
振り返れば沢山の「ターニングポイント」の箇所箇所で手を振る女性と出会い別れた。(多少のウソ含む)
動機が不純だと言われても、いつだって僕を動かしてきたのは女性なのだ。
「歌はどうしてはじめたの?」
「好きな女の子に振り向いてほしかったからです」
男の夢の始まりはいつだってこんなもんだ。
初めから世界を変えてやろうなんて思ってビートルズは音楽やり始めたわけじゃないはず。
きっと「音楽やってっと女の子が集まるからギターでもやってみるべか」って程度のノリでジョンもポールもやってたに違いない。
「世界は女性が動かしている」
男が夢を見るのは女性がいるからだ。
男が争うのも女性がいるからだ。
女は平和の象徴、しかしそれを守りたいからこそ男は争いを繰り返す。
人の世はいつだって矛盾の嵐だ。
人は愛し愛されることでしか生きている意味を見つけられない生き物なのだろう。
生きている意味を失うのが怖くて何度も過ちを犯してしまう。
考えてみれば皮肉な話だ。
「お姉さん恋しましょ♪」
自分の顔を鏡でのぞいてみる。
そこには平和とも争いとも無縁な緩んだヘラヘラ顔が映っていた。
「まっいいか俺には歌があるから」
そーやっていつも逃げる!と自分に突っ込みをいれながら今日も眠りにつくのでありました。