ファイナル西那須野

僕は栃木生まれの埼玉育ちです。
栃木は田舎ではあるけれど故郷ではありませんでした。
今年「SOUND Showerin 那須野が原 2004」という音楽祭に出演して以来、たくさんの人が僕の歌を聴きたいと言ってくれました。
たくさんの人に僕の歌を聴いてもらいたいと思いました。
誰かが言っていました。
「ふるさとは場所ではなく人のことなんだよ」と。
もし本当にそうならば、僕にもふるさとができました(^0^)
待ってる人がいる、そう思うだけで気持ちが甘酸っぱくなります。
な〜んてふるさとがあるっていいな〜と思っていた矢先・・
栃木で特にお世話になった西那須野という町が地域合併の波に呑まれてしまい、来年から消えてしまうのです・・うう
そんなわけで今日「ファイナル西那須野」というイベントに参加してきます。
涙はみせず・・歌うぞーおおおおおお

  • ライブ後-

ライブが終わると何でさびしくなるんだろう。
音楽を始めた15才の頃から変わらない感情。
バンドを組んでいた時も他のメンバーは笑顔で俺だけ妙に浮いている。いわゆる「祭りのあと症候群」ってやつだろう。
さっき「ファイナル西那須野」という野外イベントが終わったばかりで、無理して笑っていたけれど・・心はさみしかった。
だって、みんな離れ離れになっちゃうんだよ、今日会えたからって明日会えるわけじゃないんだよ・・それってすごくさびしくない?
来年は西那須野という町はなくなり、那須塩原市という名前にかわる。50年の歴史が終わり、新しい歴史が始まる。僕も少しずつ年をとってゆく。
「時は無常なり」
その通りだよなぁ・・

この寒い冬もいつか終わってしまう。
だからポケットの中のほっかいろは暖かいのかもしれない。